Tian equationによる補正計算の妥当性について
実験2の図 13図 14において、測定されたグラフは、測定試料の温度を緩和しながら温度上昇をしていくため、グラフの概形はなだらかなものとなっているが、本来なら、ヒーターのスイッチをONにすると、電位差∆Tはその瞬間上がり、OFFにした瞬間に下がるため、電位差∆Tと時間のグラフは、実測値のグラフと違って矩形のグラフになるはずである。そのため、∆Tの実測値をTian Equation によって温度緩和の過程を無視したグラフに補正している。ここで、式(2)について考える。時定数τを求めるとき、昇温速度β=0としたため、式(2)は